子育てに有利なポイント
ポイント① 部屋の数
部屋の間取りは大きなポイントになります。 マンションタイプだとお手軽な物件の場合は多くても3LDKまででしょう。 それ以上になると、価格が大きくなり、戸建ても視野に入ってくる金額になります。 戸建てであればある程度のカスタマイズが可能なので、5LDKなどの間取りも可能になります。 また、間仕切りが可能な作りにすれば、最初は大きなお部屋として使い、子供が大きくなってきたときに、二つの部屋に分割するという使い方もできます。
ポイント② 周りへの気遣い
マンションタイプの場合、どうしてもお隣さんや上下の部屋に住んでいる方への配慮が必要ですが、子供は周りへの配慮は出来ません。 家の中を走り回る事もありますし、大声を出すこともあるでしょう。 戸建てであればよほどのことが無い限り、周辺の方に大きな迷惑をかけることはありません。 以上のメリットを考えると、戸建ての方に軍配が上がります。 ご自身の希望するライフスタイルや予算等から十分に検討をしてみてください。
子ども部屋所有率と使用率にはギャップがある
次に、子供部屋を持つのは何歳くらいからが適齢なのでしょうか?
あまり年齢が低いうちから子ども部屋があるのはちょっと早すぎるというのは、正解かもしれません。
未就学から小学生までは子ども部屋をせっかく用意しても子どもがそこで過ごすことは少なく、生活の大半をリビングなど共有スペースで過ごしています。
つまり、子ども部屋=空室の状態になっているということです。
子どもが小さいうちは子ども部屋を設けなくても問題ないといえそうですね。
子ども部屋が本当に活用されはじめるのは、小学校高学年~中学校に入学してからとなります。
つまり、子ども部屋を用意する適齢期は中学校入学頃だと考えて良いでしょう。
子ども部屋は人生初めての城
それではなぜ、中学生になると子どもは自分の部屋で過ごすようになるのでしょうか。
これは自我の目覚め、そして自我の形成に伴うプライバシー意識が芽生えるからです。 ここでいうプライバシーとは、何か悪いことを隠しているという意味ではありません。 自分のすべてを、たとえ家族と言えども見られたくないという意識は健全なもので、それが芽生えるのに合わせて子ども部屋を用意するのが妥当なのです。 どんなに狭くても、「自分の城」は必要です。 それを用意してあげることで、また新たな親子の付き合い方が始まるのは自然なことなのです。