庭 de 防災・防犯
庭 de 防災・防犯
備える、守る。“もしも”のときに庭ができること。

どこよりも安全なわが家であるために、普段から考えておきたいのが“もしも”に対する準備です。庭をうまく活用すれば、災害や犯罪に備えたり、守ったりすることができるのをご存知ですか?ここでは意外と知られていない庭の活用法をご紹介します。

庭 de 防災

温暖化による気候変動の影響で、これまでの常識を超えた想定外の災害が増えている昨今。豪⾬や台⾵、⽇照り、地震などさまざまな災害やそれに伴う⽣活への影響を考慮して、普段から“備えておくこと”が重要になっています。

断水時に頼りになる貯水タンク

容量選びは重要 設置場所は予めチェック

⾬どいにつなげることで⾬⽔を貯められる「貯⽔タンク」は、普段の⽔まきや洗⾞に使えるだけでなく、災害で⽔道が使えなくなったときに、汚れた⾃宅を洗ったりトイレを流したりするのに活躍します。
容量や設置場所をよく考え、もしものときに頼りになるタンクを選びましょう。地域によって「雨水浸透施設助成等制度」を使っての導入も可能です。該当エリアかどうか、調べてみてください。

容量選びは重要 設置場所は予めチェック
断熱性も考慮して

アレもコレも備えておける防災倉庫

断熱性も考慮して

災害時は長期間ライフラインが復旧しないことも。そんなとき、防災グッズや食料を確保できるのが防災倉庫です。いざというときに一時的な避難場所としても役に立ちます。
危険の多い屋内ではなく、安全な庭に1箇所にまとめておくのがポイント。昨今の気候も考慮し、断熱性も考えて選びましょう。また、設置には土台や転倒防止工事が必要なため、専門の業者に依頼しましょう。

延焼防止に役立つ生垣

普段からの手入れが大切 樹種選びは慎重に

⽕災が起きたとき、⽕が周囲の建物に延焼し、被害が拡⼤する危険性があります。そんなとき、隣地との境界線に⽣垣があると、⽔分を含んだ葉や幹や根が⽕の広がりを抑えてくれます。
中でも⽔分を多く含む葉の厚い植物や常緑樹は防⽕⼒が⾼いと⾔われています。逆に、マツやスギは樹脂が多く燃えやすいので避けるようにしましょう。

普段からの手入れが大切 樹種選びは慎重に

庭 de 防犯

同じような家でも空き巣のターゲットになりやすい家となりにくい家が存在します。その違いは、狙われないための防犯意識があるかどうかが影響しています。どうしたら狙われにくいかという視点で、普段から“備えておくこと”が⼤切です。

防犯効果を高める音のなる砂利

家の周りを取り囲むように

空き巣に⼊る際、不審者が気にするひとつが⾳です。踏むだけで⼤きな⾳が出る防犯砂利は、庭や家の周りに敷きつめることで不審者の侵⼊を防ぐのに⼤きく役⽴ちます。
家を取り囲むように敷くと効果的ですが、進⼊経路として最も多い窓の付近に敷くのがおすすめ。その他、雑草が⽣えにくくなる、⽔溜まりや泥はねの防⽌になるなどのメリットもあります。

家の周りを取り囲むように
見た目と効果のバランスで センサーライトも効果的

暗い庭を明るく照らす夜間照明

見た目と効果のバランスで センサーライトも効果的

夜間は視界が悪くなる分、犯罪が起きやすくなります。昼間は明るい庭も夜は真っ暗になるため、不審者が⾝を隠したり、家に近づく経路になることも。そこで取り⼊れたいのが夜間照明です。
明るく照らされた庭は防犯に効果的なだけでなく、⾒た⽬にも美しくなります。もちろん、煌々と照らす以外にも⼈が近づいたときに点灯するセンサーライト式の照明も効果的です。

プライバシーも守る緑のカーテン

葉の密度を考えて

近年SDGsやエコの視点からも注⽬されている緑のカーテンは、防犯においても効果的です。窓やカーテンを開けて過ごす季節や部屋の⽅が明るくなる夜間は、外から家の中が⾒えています。間取りや家族構成などの情報は、空き巣に⼊る不審者の情報となることも。
緑のカーテンは、そうした情報を遮断するのに効果的です。葉の密度や設置⾓度なども考え、うまく取り⼊れてみましょう。

葉の密度を考えて
One Point
見逃しがちな普段からの心得
いざというとき電気に頼らない 程よく目が行き届く植栽を心がけて
近所付き合いも防災・防犯対策のひとつ
いつもとちょっと違う視点で庭の防災や防犯について考えてみませんか?

いかがでしたか?庭のある暮らしを楽しみながら、安⼼・安全も忘れない。防災や防犯の観点で庭という場所を眺めると、もしものときのためにできることって意外と多いことに気づきます。ぜひ、明⽇からの庭ライフにお役⽴てください。

トップへ戻る