その惑星は死に近づいていた。
いくつかの銀河を支配し、他を征服することで栄えてきた 帝国『オリエンス=アクマーゾ』
彼らは死にゆく星を捨て、新たな安住の星を求め精鋭部隊を送り出す。
そして密かに降り立ったのは青い星「地球」
地中に宇宙船を隠した彼らがいっときの偵察のため船を離れたが、帰還するとそこは住宅地になっていた。これでは侵略どころか宇宙船を掘り出すこともできず、母星への連絡もままならない。
地球への恨みをつのらせる彼らは、悪の組織『アクマーゾ』を名乗り、宇宙船を取り戻す機会をうかがう。いつかこの星を侵略する。あきらめない彼らは悪のプライドを持ち、まずは地球でスカウトした戦闘員たちとともに計画を進めることにした。
が、今のアジトは、狭すぎた
女幹部の号令一下、新しいアジトを探し出す戦闘員たちだったが、様々な出会いと
別れを繰り返し、ようやく安住の地をみつけることになる。
東栄住宅の
ブルーミングガーデン。
花が咲き誇りそうな名前のその家に、悪の組織は引っ越すのだった。
そして一年 ―――
新たな序章が始まろうとしていた。