しかし、1度備蓄をしても入れ替えの習慣ができる方は少なく、数年前に買って劣化したものがまだある ・・・という覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、災害というものはいつ起こるかわかりません。 地震、台風、津波などさまざまな災害の可能性があらゆる場所に存在します。 とはいえ、いざ備蓄をしようと思っても、何を用意すれば良いか分からないという人もいるでしょう。 必要のないものを買いすぎてしまい、荷物が重くなってしまえば本末転倒です。
そこで今回は、ケースごとに必要となるものをご紹介していきます。
停電時に必要となるもの
- ① 懐中電灯
- ② ラジオ(出来れば手回し式)
- ③ 乾電池(懐中電灯やラジオに使えるもの)
- ④ ロウソク(ライターも合わせて)
停電時には光を確保するための備蓄が必要となってきます。また、オール電化の家庭では料理もできなくなってしまいますので、カセットコンロも準備しておきましょう。
断水時に必要となるもの
- ① 水(飲み水用。1人1日3リットルが目安)
- ② ポリバッグ(水を入れるためのポリバッグ。持てる大きさのものを選ぶこと)
- ③ 簡易トイレ
- ④ ウェットティッシュ
飲み水に関しては、1日もすれば給水車がやってくるので、多くても3日程度を想定して準備しておくと良いでしょう。
断水時に一番困るのはトイレです、使い捨てできるような簡易トイレを用意しましょう。水で流すことを想定すると、とんでもない量の水を備蓄しておかなければならなくなります。
ガス停止時に必要となるもの
- ① カセットコンロ
- ② ガスボンベ
- ③ やかん(なべ)
- ④ ガス警報機(電池式)
- ⑤ ライター
ガス停止時にはとにかく火を起こすための道具が必要となってきます。
ガス警報機は、地震の際にはガス漏れの危険性がありますし、コンロを使用する上でも危険があるので、念のために用意しておきましょう。
避難所・車内での生活で必要になるもの
≪男女・大人子ども関係なく用意しておきたいもの≫
- ① 保存食(各人3日分)
- ② 毛布
- ③ 電池
- ④ 携帯電話の充電器
- ⑤ 歯みがきセット
- ⑥ ゴミ袋
≪女性や子どもがいる場合に用意しておきたいもの≫
- ① 生理用品(ナプキンやおりものシートなど)
- ② 授乳用品(粉ミルクや哺乳瓶、哺乳瓶の消毒剤など)
- ③ 離乳食
- ④ オムツやお尻拭きなどの子ども用備品
- ⑤ 中身の見えないゴミ袋
避難所生活や車内生活になることを想定して備蓄する必要があります。
当然、断水や停電時、ガス停止時等、様々な状況が予想されます。
避難所は人が多く、ストレスも溜まるため車内生活を選ぶ人も多くいます。
車内で過ごしたい人は、そのための準備もしておいてください。
災害時にはさまざまなものが必要ですが、全てを完璧にそろえようとするとキリがありませんし、そもそも持ち運びができません。
災害時の状況を事細かに想定し、自分にとって最低限必要なものを準備しておくようにしましょう。